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よくある質問

[値で分岐]ブロックと[条件で分岐]ブロックの違い

条件によって異なる処理を実行する手順書を作成したい場合、[値で分岐]ブロックと[条件で分岐]ブロックの二種類が使用できます。当記事では [値で分岐]ブロック と [条件で分岐]ブロック の違いについて、以下の表に沿って解説を行います。

[値で分岐]ブロック

[条件で分岐]ブロック

1. 分岐条件に使用する項目

1項目のみ
(すべての分岐で共通)

分岐毎に設定

2. And条件の設定

不可

3. 回答待ちリストの自動反映

不可

1. 分岐条件に使用する項目

自社HPの問い合わせフォームから受信したメールに対して、内容を識別するために件名に埋め込まれたキーワードをもとにA、B、Cの三種類の自動処理を実行する架空の業務フローを例に、[値で分岐]ブロック と [条件で分岐]ブロック の違いについて解説を行います。

判定に使用する項目

具体的な条件

実行される自動処理

メール件名

 [申込] という文言を含む 

処理A

メール件名

  [問合] という文言を含む 

処理B

メール件名

 全条件に該当しない

処理C

[値で分岐]ブロック

[値で分岐]ブロック を使用した場合、まず最初に分岐条件の 判定に使用する項目 を設定します。判定に使用する項目 はすべての分岐条件で共通となり、個別に変更することはできません。
個別の分岐条件においては、分岐を適用する際の 具体的な条件 のみを設定することになります。

[値で分岐]ブロックの処理イメージ

[条件で分岐]ブロック

[条件で分岐]ブロック では共通の設定を行わず、個別の分岐条件毎に 分岐条件の判定に使用する項目 と 具体的な条件 の両方を設定します。例とした業務フローでは メール件名 のみを 分岐条件の判定に使用する項目 としていますが、分岐条件ごとに異なる項目を判定に使用することも可能です。

[値で分岐]ブロックの処理イメージ

尚、一つの項目を基準に条件分岐を行うような場合、[値で分岐]ブロック と [条件で分岐]ブロック のどちらを使用しても大きな差異はありません。判定に使用する項目 を個別に設定する必要がない点と後述する回答リストの自動反映ができる点から、[値で分岐]ブロック の方が設定の手間が若干少なくなります。

2. And条件の設定

前項で使用した架空の業務フローに 添付ファイル の有無による判定を追加し、添付ファイル が存在する場合は新しい処理(処理A’ または 処理B’)を実行するように変更します。
変更後の業務フローを例として、二つの項目を組み合わせたAnd条件で判定を行う場合の [値で分岐]ブロック と [条件で分岐]ブロック の違いについて解説を行います。

条件 1

条件 2

条件 1 と 2 を満たした際に実行される自動処理

判定に使用する項目

具体的な条件

判定に使用する項目

具体的な条件

メール件名

[申込] という文言を含む

添付ファイル

存在する

処理A'

メール件名

[申込] という文言を含む

添付ファイル

存在しない

処理A

メール件名

[問合] という文言を含む

添付ファイル

存在する

処理B'

メール件名

[問合] という文言を含む

添付ファイル

存在しない

処理B

メール件名

全条件に該当しない

添付ファイル

全条件に該当しない

処理C

[値で分岐]ブロック

[値で分岐]ブロック を使用した場合、最初に指定した項目以外を 判定に使用する項目 にすることができないため、二つの項目(メール件名 と 添付ファイル)を組み合わせて判定に使用するAnd条件での分岐を設定することができません。

[値で分岐]ブロックはAnd条件を設定できない

Tips [値で分岐]ブロック でAnd条件と同様の処理を実現する方法について

メール件名 を基準として条件分岐を行った先に、添付ファイルを判定基準にした [値で分岐]ブロック を重ねて設定することで、And条件と同様の処理を実現することができます。ただし、組み合わせる条件の数が増えると手順書の階層が増えてメンテナンスが複雑になるため、And条件の分岐は [条件で分岐]ブロック で設定することをお勧めします。

[値で分岐]ブロック を重ねて複数条件を組み合わせた条件分岐のイメージ

[条件で分岐]ブロック

[条件で分岐]ブロック では個別の分岐条件毎に 分岐条件の判定に使用する項目 と 具体的な条件 の両方を設定するため、[値で分岐]ブロック ができない複数の条件を組み合わせたAnd条件を設定することができます。

また、組み合わせる条件の数も個別の分岐条件毎に変更することができるので、すべての分岐条件を一階層に並べて管理することができます。

[値で分岐]ブロックを使用した条件分岐のイメージ

3. 回答待ちリストの自動反映

[値で分岐]ブロック

[回答待ちリスト]ブロック を手順書に配置すると、配置したブロック の直後に [値で分岐]ブロック が必ず配置されるようになっており、[回答待ちリスト]ブロック で設定した回答内容(選択肢)を [値で分岐]ブロック に自動的に反映することができます。

Tips 回答待ちリストを自動反映するための条件

[回答待ちリスト]ブロック で設定した回答内容(選択肢)を [値で分岐]ブロック に自動的に反映するためには、両方のブロックの間に他のブロックが配置されていないことが必要です。
他のブロックが間に配置されても分岐処理に影響は生じませんが、以後の[回答待ちリスト]に加えられた変更は分岐条件に自動反映されなくなります。

[条件で分岐]ブロック

[条件で分岐]ブロック では、[回答待ちリスト]ブロック で設定した回答内容(選択肢)を [値で分岐]ブロック に自動的に反映するはできません。
[回答待ちリスト]ブロック の回答内容を基準に分岐を行うことはできますが、[値で分岐]ブロック のような自動反映は行われないため、個別の条件をすべて手動で設定する必要があります。


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