AI 分岐ブロックの使用方法
本記事では [AI分岐] ブロックの概要と使用方法をご案内します。
※ AI分岐ブロック は dejiren AI をご契約いただいているお客様がご利用いただけます。
スタンダードプラン、ライトプランをご契約のお客様はご利用いただけません。
目次
AI分岐ブロックとは
こんなときに使えます
設定手順
設定サンプル
活用シーン例
AI分岐ブロックとは
入力されるデータを AI が判定して、後続の処理フローを分岐することが可能なブロックです。
テキストやファイルの内容を生成 AI が判断して、処理フローを自動で振り分ける際に利用できます。
「トラブル発生」「要注意」「順調な進捗」など、あらかじめ言葉でルールを定義しにくい定性的・曖昧な判断条件でも、生成 AI が内容を解釈して適切な処理ルートに自動分岐します。
分岐の結果は、どの条件でどの処理に進んだかが画面上で確認できるため、生成 AI の判断を透明性のある形で業務フローに組み込むことができます。
[AI分岐] ブロックは、[手順ブロック一覧] – [生成AI] グループにあります。

こんなときに使えます
たとえば、次のような用途で使うことができます。
- 現場写真・日報・レポートなどの非構造化データを生成 AI に読み取らせ、状況に応じて
「トラブル発生 → 営業部長へ通知」「要注意 → 担当上長へ通知」「順調な進捗 → レポートに保存」のように処理を自動で振り分ける。 - チャットへの自然言語入力(「セミナーの集客状況を知りたい」など)の内容を生成 AI が解釈して、
イベント集客ボード・売上ボード・営業活動ボードなど適切な情報源にアクセスする。 - 会議の録音を文字起こしした文章を生成 AI が読み取り、
内容の性質(クレーム・依頼・進捗報告など)によって後続の通知先や処理フローを自動で切り替える。
設定手順
1. [手順ブロック一覧] – [生成AI] グループにある [AI分岐] ブロックを、
手順書の任意の位置に配置します。
2. 配置した [AI分岐] ブロックをクリックして、ブロックの編集画面を表示します。
3. 手順ブロックの各項目を設定します。

| 設定項目 | 設定値 | 入力要否 |
|---|---|---|
| 接続設定 | 使用する生成 AI モデルを指定します。 | 必須 |
| 判断するデータの選択 | 生成 AI に処理させるデータの種類を「テキスト」、「ファイル」のいずれか指定します。 | 必須 |
| 判断するテキスト | 分岐の判断に使いたいテキストを直接入力するか、 [+]をクリックして、このブロックより前に配置されているブロックの出力値を選択します。 最大 12,000 文字まで入力できます。 | ★「判断するデータの選択」に「テキスト」を選択した場合に表示されます。 いずれか必須 |
| 判断するファイル | 画像(png・jpeg・gif・webp形式)または PDF ファイルを指定します。 最大 50MB までのファイルサイズに対応しています。 | ☆「判断するデータの選択」に「ファイル」を選択した場合に表示されます。 いずれか必須 |
| 分岐の設定 | 生成 AI に「どのような分類で振り分けてほしいか」を項目ごとに指定します。 最大 50 件まで設定できます。 設定方法は下記手順 4 を参照してください。 | 任意 |
| 分岐の共通ルール | 分岐全体に横断的に適用する判断ルールや補足情報を入力します。 最大 1,500 文字まで入力できます。 | 任意 |
| 分岐の設定の分岐ブロックをつくる | チェックをオンにすると、 [分岐の設定] の内容に基づいて後続の [値で分岐] ブロックを自動で配置します。 初期状態では有効に設定されています。 | 必須 |
4. [分岐の設定] の [+ 追加] をクリックし、分岐の条件を項目ごとに設定します。

| 設定項目 | 設定値 | 入力要否 |
|---|---|---|
| 分岐の表示名 | 分岐を識別するための名称を入力します。 最大 100 文字まで入力できます。 後続の [値で分岐] における各条件の表示名として利用されます。 | 必須 |
| 分岐で比較する値 | 後続の [値で分岐] で比較に使う値を入力します。 省略した場合は [分岐の表示名] の値が代わりに使用されます。 最大 100 文字まで入力できます。 | 任意 |
| 分岐の精度を上げるためのヒント | この分岐条件の補足説明を入力します。 「業務の停止や重大な損害が生じているケースが該当します」のように具体的な基準を示すと精度が上がります。 | 任意 |
5. [決定する] をクリックします。
▶️これで、入力されたデータの内容を生成 AI が判断し、設定した分岐条件に従って処理フローが自動で振り分けられるようになりました。
[分岐の設定の分岐ブロックをつくる] を有効に設定している場合は、後続の [値で分岐] ブロックが自動で配置されます。

設定サンプル
ここでは、チャットに投稿する「現場からの業務報告テキスト」を生成 AI が読み取り、状況の深刻度に応じて通知先を自動で振り分ける VA の設定例を示します。
[AI分岐] ブロックの設定例
| 設定項目 | 設定値 |
|---|---|
| 判断するデータの選択 | テキスト |
| 判断するテキスト | [+]をクリックして、 「チャットに投稿したとき」-「受信したメッセージ」を選択 |
| 分岐の共通ルール | この文章は現場担当者が報告した業務状況のテキストです。 業務への影響度を重視して、状況を適切な分岐に分類してください。 |
分岐の設定例
| 分岐の表示名 | 分岐で比較する値 | 分岐の精度を上げるためのヒント |
|---|---|---|
| トラブル発生 | トラブル発生 | 業務の停止・設備の故障・顧客からのクレームなど、即時対応が必要な重大な問題が発生しているケースが該当します。 |
| 要注意 | 要注意 | 今すぐの対応は不要だが、放置すると問題になる恐れがある状況、または注意が必要な兆候が見られるケースが該当します。 |
| 次の一手が必要 | 次の一手が必要 | 現時点では問題ないが、次のアクションや意思決定が求められている状況が該当します。ナレッジとして記録する価値のある気付きも含みます。 |
| 順調な進捗 | 順調な進捗 | 特に問題なく業務が進んでいる状況が該当します。 |
活用シーン例
テキストを入力する場合
例 1 : 日報・業務報告テキスト から 対応優先度に応じた通知先の自動振り分け
担当者が自由書式で入力した日報を生成 AI が読み取り、内容の深刻度に応じて通知先や保存先を自動で切り替えます。
定型フォームへの入力を求めることなく、自然な文章のまま業務フローに組み込めます。
| 分岐の表示名 | 分岐の精度を上げるためのヒント(任意) |
|---|---|
| トラブル発生 | 機器の故障・顧客対応のミス・安全上の問題など、即時対応が必要な出来事を指します。 |
| 要注意 | 明確な問題には至っていないが、悪化の兆候や懸念される状況が含まれているケースです。 |
| 次の一手が必要 | 改善提案・課題の共有・チームへの情報展開が望ましい内容を含むケースです。 |
| 順調な進捗 | 特に問題なく業務が進んでいる旨の報告が中心のケースです。 |
例 2 : チャットへの自然言語入力 から 参照すべき情報源の自動選択
「セミナーの集客状況を教えて」「今月の売上はどう?」といったチャット入力の意図を生成 AI が解釈し、
適切なボードや情報源に割り振ります。
利用者が参照先を意識することなく、必要な情報にたどり着けます。
| 分岐の表示名 | 分岐の精度を上げるためのヒント(任意) |
|---|---|
| イベント集客情報 | セミナー・イベント・説明会への申込数・参加数・集客に関する質問が該当します。 |
| 売上情報 | 売上・受注・契約金額・目標達成率に関する質問が該当します。 |
| 営業活動情報 | 商談数・訪問数・営業担当者の活動状況に関する質問が該当します。 |
| その他 | 上記のいずれにも該当しない内容の場合はこちらに分類してください。 |
例 3 : 会議録・議事メモ から 内容の性質による後続フローの振り分け
会議の録音を文字起こしした文章や、担当者が記録したメモを生成 AI が読み取り、
内容の性質に応じて後続の処理を自動で切り替えます。
「音声文字起こし」ブロックの出力値をそのままソースとして使用できます。
| 分岐の表示名 | 分岐の精度を上げるためのヒント(任意) |
|---|---|
| クレーム・苦情対応 | 顧客や関係者からの不満・クレーム・苦情の内容が主体となっている会議が該当します。 |
| 意思決定・承認 | 何かを決定・承認・却下する場面が中心の会議が該当します。 |
| 情報共有・進捗確認 | 現状の報告・確認が中心で、特に重大な判断を伴わない会議が該当します。 |
| 課題検討・ブレスト | 問題解決に向けたアイデア出しや議論が中心の会議が該当します。 |
ファイルを判定材料に用いる場合
画像(png・jpeg・gif・webpのいずれかのファイル形式)または PDF ファイルを読み取って、
その内容を生成 AI が解釈し、処理フローを振り分ける処理が可能です。
例 4 : 作業現場写真 から 状況の深刻度に応じた対応フローの自動選択
作業現場の担当者がスマートフォンで撮影した写真を生成 AI が読み取り、写っている状況に応じて通知先や対応フローを自動で切り替えます。
文字を打つ手間なく、写真を送るだけで後続の処理が自動で動作します。
| 分岐の表示名 | 分岐の精度を上げるためのヒント(任意) |
|---|---|
| 異常あり・即時対応 | 設備の破損・漏れ・煙・火花・明らかな故障など、即座に対処が必要な状態が写っている場合が該当します。 |
| 要確認・経過観察 | 正常とは言い切れないが、緊急対応の必要はない状態が写っている場合が該当します。 |
| 正常 | 設備・環境ともに問題のない通常の状態が写っている場合が該当します。 |
例 5 : 問い合わせメール・PDF から 対応チームへの自動振り分け
受信した PDF 形式の問い合わせ文書や添付資料を生成 AI が読み取り、内容の種別・緊急度に応じて担当チームへ自動で割り振ります。
書式が統一されていない文書でも生成 AI が内容を読み解いて対応します。
| 分岐の表示名 | 分岐の精度を上げるためのヒント(任意) |
|---|---|
| 障害・不具合報告 | システムの動作異常・エラー・機能停止など、技術的な問題の報告が含まれる場合が該当します。 |
| 操作・使い方の問い合わせ | 製品・サービスの操作方法や使い方に関する質問・確認が中心の場合が該当します。 |
| 契約・料金の問い合わせ | プラン変更・解約・請求・見積もりに関する内容が含まれる場合が該当します。 |
| その他・一般問い合わせ | 上記のいずれにも該当しない内容の場合はこちらに分類してください。 |
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