複数社間チャット コラボレーション 機能について
[コラボレーション]機能は、異なるテナント(企業・組織)同士が dejiren 内で相互にメッセージをやり取りできる機能です。
取引先企業や協力会社との円滑なコミュニケーションが実現し、ビジネスの効率化が期待できます。
機能概要
- コラボレーション:複数社間でチャットを行うための枠組みです。
- コラボレーションルーム:複数社間チャット専用のルームを指します。
- オーナーテナント:コラボレーションを管理する権限を持つ契約企業・団体のことです。
- メンバーテナント:コラボレーションに参加する契約企業・団体を指します。
コラボレーションの申請・承認は、システム管理画面で行うため、
システム管理者ロールに属するユーザーで操作します。
基本的な設定手順
2社間コラボレーション
最もシンプルな企業間チャットの設定方法です。
申請企業が相手企業に申請を送り、相手企業が承認することでコラボレーションが成立します。
手順1: 申請企業による申請送信
- システム管理画面で[コラボレーション管理]をクリック
- [コラボレーション申請]ボタンをクリック
- コラボレーション名を設定 (任意)
- [招待する組織・チーム]に相手企業のメールアドレスまたは組織・チーム番号を入力
- [申請メッセージ]を入力 (任意)
- [申請する]ボタンをクリック
- 相手企業にメール通知が送信される
手順2: 相手企業による承認
- システム管理者あてにコラボレーション申請メールが届く
- システム管理 → コラボレーション管理 → [申請・履歴一覧]
- 申請された承認リクエストにある申請内容を確認し、[承認]または[却下]を選択
- 承認した場合、2社間コラボレーションが成立
- 申請者にメール通知が送信される
以上の操作により、申請企業がオーナーテナント、承認企業がメンバーテナントとして設定されます。
3社以上のコラボレーション
3社以上の企業が参加するコラボレーションの場合、すべての招待企業の承認が必要です。
最大10社までのコラボレーション参加が可能です。
手順1: 申請企業による一括申請
- システム管理画面で[コラボレーション管理] をクリック
- [コラボレーション申請]ボタンをクリック
- コラボレーション名を設定(任意)
- [招待する組織・チーム]に複数の相手企業のメールアドレスまたは組織・チーム番号を入力
- [申請メッセージ]を入力(任意)
- [申請する]ボタンをクリック
- 全ての相手企業にメール通知が送信される
手順2: 各企業による承認
- システム管理者あてにコラボレーション申請メールが届く
- システム管理 → コラボレーション管理 → [申請・履歴一覧]
- 申請された承認リクエストにある申請内容を確認し、[承認]または[却下]を選択
- 承認した場合、申請者との間でコラボレーションが成立
- 申請者にメール通知が送信される
- 招待されたすべての企業が承認・却下を判定します。
- 承認順序は任意です。(どの企業が先に承認しても問題ありません。)
- 部分承認も可能です。(一部企業が却下した場合、承認した企業のみでコラボレーションが成立します。)
承認パターン例:
- B社承認 + C社承認 → 3社間コラボレーション成立
- B社承認 + C社却下 → コラボレーション不成立
- B社却下 + C社承認 → コラボレーション不成立
- B社却下 + C社却下 → コラボレーション不成立
コラボレーション管理の運用ケース
① コラボレーション解除
既存のコラボレーション関係を完全終了させる運用です。
操作手順:
- システム管理画面で[コラボレーション管理] → [コラボレーション一覧]をクリック
- 対象コラボレーションの[操作]列の[…]ボタンをクリック
- [コラボレーション解除]を選択
- 確認ダイアログで実行を確定
② オーナー・メンバー権限変更
コラボレーション成立後に、参加企業の権限レベルを変更する運用です。
操作手順:
- システム管理画面で[コラボレーション管理] → [コラボレーション一覧]をクリック
- 対象コラボレーションをクリックして詳細画面を開く
- 参加企業・チーム一覧で対象企業を確認
- [オーナーにする]または[メンバーにする]ボタンをクリック
重要な制限事項:
- オーナーテナントが1つしか存在しない場合、[メンバーにする]ボタンは無効化されています。
- コラボレーションには必ず1つ以上のオーナーテナントが必要です。
- 権限変更はオーナーテナントのみ実行可能です。
実行権限:オーナーテナントのシステム管理者のみ
③ 担当者変更
各テナントのコラボレーション担当者を変更する運用です。
操作手順:
- システム管理画面で[コラボレーション管理] → [コラボレーション一覧]をクリック
- 対象コラボレーションの[操作]列の[…]ボタンをクリック
- [担当者変更]を選択
- システム管理者の一覧から新しい担当者を選択し、[保存する]ボタンをクリック
注意事項:
- 担当者が設定されていない場合、ボタンは無効化されます。
- 担当者は各テナントにつき1名のみです。
- 初期設定値は、コラボ申請者/コラボ承認者です。
実行権限:自テナントのシステム管理者のみ
④ コラボレーション名変更
既存のコラボレーション名を変更する運用です。
実行可能なのは、オーナーテナントのシステム管理者のみです。
操作手順:
- システム管理画面で[コラボレーション管理] → [コラボレーション一覧]をクリック
- 対象コラボレーションをクリックして詳細画面を開く
- コラボレーション名の横にある[変更]ボタンをクリック
- 新しい名前を入力し、[決定]ボタンをクリック
- 全参加テナントに新しいコラボレーション名が即座に反映される
⑤ コラボレーション解除
コラボレーション自体を完全に終了する運用です。
実行可能なのはオーナーテナントのシステム管理者のみです。
操作手順:
- システム管理画面で[コラボレーション管理] → [コラボレーション一覧]をクリック
- 解除したいコラボレーションの[操作]列の[…]ボタンをクリック
- [コラボレーション解除]を選択
- [解除してもよろしいですか?]ダイアログで[解除する]ボタンをクリック
解除に関する注意点:
- 当該コラボレーション配下のコラボレーションルームを新たに作成することはできない
- 既存コラボレーションルームは読み取り可能・書き込み不可の状態になる
- 参加テナントのシステム管理者およびコラボレーションルーム参加者全員にメール通知
- 成立済みのコラボレーションから一部のテナントを解除することはできません
コラボレーションルームの作成・利用
コラボレーションが成立した後、実際のメッセージ交換を行うためのルームを作成します。
コラボレーションルーム作成手順
コラボレーションルームの特徴
- 作成権限:オーナーテナントのユーザーのみがコラボレーションルームを作成できます
- ルーム種別:公開種別は非公開のみ・参加メンバーは退出可能ルームのみ作成可能です
- 視覚的識別:通常のルームアイコンは丸形であるのに対し、コラボレーションルームは四角形のアイコンで表示されます
- ルームメンバー:他社ユーザーはメールアドレスによる招待のみ可能です。グループや VA はメンバーにすることは出来ません。
- ユーザーの識別:自社のユーザーのアイコンは丸形であるのに対し、コラボレーション先のユーザーは四角形のアイコンで表示されます
コラボレーションルームの特徴
- dejiren のアプリのルーム画面で[新しいルーム](+)をクリックし、展開されたメニューで[新しいコラボレーションルーム]をクリック
- コラボレーション一覧から対象のコラボレーションを選択し、[つぎへ]をクリック
- コラボレーションルームの[名前]と[説明](任意)を入力し、[つぎへ]をクリック
- オーナーとメンバーを選択し、[決定]をクリック
- 自組織メンバー:通常のユーザー選択と同じ方法で指定
- コラボレーション先メンバー:
1. オーナーまたはメンバーの[追加ボタン](+)をクリックし、[コラボレーション先メンバーを追加]をクリック
2. [追加ボタン](+)をクリックし、招待したいdejirenアカウントのメールアドレスを入力し[決定]をクリック
- [決定]ボタンをクリックしてルーム作成完了
セキュリティ・制限事項
アクセス制御
- 事前承認なしに他社とのやり取りは不可です。
- コラボレーション成立前のメッセージは閲覧不可です。
- コラボレーション解除後も、それまでにコラボレーションルームでやりとりしたメッセージ履歴の閲覧はオーナー・メンバーテナントともに可能です。
通知・履歴管理
- 全ての申請・承認・却下がメール通知されます。
- システム管理画面で[コラボレーション管理] → [申請承認履歴]でコラボレーションの申請・承認・却下の履歴が確認できます。
この機能により、取引先企業や協力会社との円滑なコミュニケーションが実現し、ビジネスの効率化が期待できます。
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