「ファイルに変更があったとき」きっかけで Box から通知を受け取って動作する VA のつくりかた

このページでは、Box のフォルダーに、
・ファイルが新規作成・追加されたとき
・保存されているファイルに変更があったとき
・保存されているファイルが移動・削除されたとき
をきっかけにして動作する VA の作り方を説明します。

この仕組みは、Box の監視対象のファイルやフォルダーに
dejiren で発行した webhook を登録しておき、
Box でファイル格納などのイベントが発生したら
Box から dejiren に Webhook を発報することで VA が稼働する、というものです。

前提条件・必要な権限


・あらかじめ Box と dejiren の接続設定を作成された上で、このページの記載事項をご対応ください。
 まだ Box との接続設定を作成されていない場合には、こちらのページの記載内容をご参照いただき、
  接続設定を作成くださいます様お願いいたします。

環境必要な権限必要な場面
BoxBox開発者コンソールへのアクセス権限dejirenで発行したWebhookの登録
dejirenVA 編集権限 (VA 管理者、もしくは VA 編集者ロールを付与されたアカウント接続設定

設定の順序

設定

1. dejiren で Webhook を発行

 
Box に登録するための Webhook を dejiren で発行します。


1. dejiren の VA管理画面にアクセスします。
 https://www.dejiren.com/va


2. VA管理画面で、上部に表示されている「接続設定」をクリックして、
 接続設定画面を表示します。


3. 接続設定画面で、作成済みの Box との接続設定をクリックして、
 個別接続設定の編集画面を表示します。


4. 「webhook を発行する」をクリックして、発行された webhook 文字列を控えます。


5. 接続設定画面は閉じて構いません。

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2. dejiren で発行した Webhook を Box に登録

 
Box のファイルやフォルダーに、dejiren で発行した Webhook を登録します。


1. Box の管理者コンソールにアクセスします。
 https://app.box.com/developers/console
 【ご参考】Box Platformの基礎


2. 管理者コンソールの左メニューの「Platformアプリ」を開き、 JWT認証アプリを選択します。
 【ご参考】Box アプリの種類の選択


3. 「構成」 > 「アプリケーションスコープ」 > 「開発者操作」 > 「Webhookを管理する」 をチェックします。

 
4. 「Webhook」 を開き、「Webhookを作成」 > 「V2」 をクリックします。

 
5. 「構成」 > 「URLアドレス」に、dejiren で発行した Webhook を転記します。

 
6. 「コンテンツタイプ」 > 「Webhookをトリガーする項目のタイプ」で、
  フォルダツリーから監視対象のファイルまたはフォルダを選択します。

  
7. 「File Trigger」で、下記より、監視対象のファイル、フォルダーについて、
 どのようなイベント(Box での動作)があったときをきっかけの対象とするのかを指定します。

イベント名説明ファイルフォルダー
FILE_UPLOADEDファイルがこのフォルダにアップロード、
または移動されたとき
×
FILE_PREVIEWEDファイルがプレビューされたとき
FILE_DOWNLOADEDファイルがダウンロードされたとき
FILE_TRASHEDファイルがごみ箱に移動されたとき
FILE_DELETEDファイルが完全に削除されたとき
FILE_RESTOREDファイルがごみ箱から復元されたとき
FILE_COPIEDファイルがコピーされたとき
FILE_MOVEDファイルが別のフォルダーに移動されたとき
FILE_LOCKEDファイルがロックされたとき
FILE_UNLOCKEDロックされていたファイルがロック解除されたとき
FILE_RENAMEDファイルの名称が変更されたとき

8. 「Webhookを作成する」をクリックします。

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3.「ファイルに変更があったとき」きっかけ VA の作成と稼働


Box の監視対象に変動があったとき、をきっかけとして動作する VA を作成して、稼働させます。
 

 
1. dejiren の VA 管理画面にアクセスします。
 https://www.dejiren.com/va/


2. 「新規作成」をクリックし、展開されるメニューから「新規作成」をクリックします。


3. VA の基本情報を設定して、「つぎへ」をクリックします。

設定項目設定値説明入力
VA の名前任意の文字列この VA を識別するための任意の名称を入力必須
自己紹介任意の文字列VA の名前以外で、この VA を判別するための説明を入力任意
ラベル任意の文字列VA をカテゴライズするための任意の文字列を入力任意
利用対象みんなの VA必須
保存先のフォルダー任意のフォルダーこの VA を格納するフォルダーを指定します。必須
VA が動くきっかけファイルに変更があったとき必須

4. 「ファイルに変更があったとき」の対象を、
  Webhook を発行した Box 接続にして、「アクセス権を設定する」をクリックします。

5. この VA の利用を許可するユーザーを設定して、「作成する」をクリックします。

6. VA 手順書編集画面が表示されるので、Box の監視対象のイベントをきっかけとして
 どのような処理を行うのか、各種ブロックを配置して設定します。

◆ 手順書内で扱うことのできる、Box の出力値は、
 「きっかけ」ブロックをクリックして「出力値を確認」で確認可能です。

7. 手順書編集画面上部の「保存 💾 」をクリックしてVA 手順書を保存し、
  VA の稼働状態を「停止中」から「稼働中」に変更します。

8. 以後、Box の監視対象に変動があった都度、VA が動作します。

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ご留意事項

 
・ひとつの接続設定で、複数のフォルダーやファイルを監視対象とするために
 複数のwebhookを登録した場合、
 いずれかの監視対象にイベントが発生すると
 その接続設定を使用している「ファイルに変更があったとき」きっかけのすべてのVAが起動します。

・監視対象単位で 処理を別けたいという場合には
 1. 監視対象ごとに接続設定を作成する
 2. VAのきっかけ動作の直後に条件分岐ブロックを配置し
  ファイルパスやファイル名を分岐条件に指定して、処理を細分化する、
 のいずれかの方策を用いてください。

 
 
・監視対象で、同じタイミングに複数のイベントがあったときには1件ずつ順番に通知されるため、
 最初のイベントの処理から最後のイベントの処理までに時間差が生じることがあります。

 
・監視対象のファイルやフォルダーを変更する場合には、Webhook を発行し直すことを推奨します。

 
・ファイルやフォルダーの監視を終了する場合には、
 Box の管理者コンソールで、登録しているWebhook を削除してください。
 https://app.box.com/developers/console
 このとき、他に登録されている Webhook と取り違えないようにご注意ください。

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