dejiren AI から Dr.Sum へ MCP 連携する方法

本記事では、dejiren AI の VA から Dr.Sum のデータを MCP 経由で参照・分析できるようにするための設定手順を説明します。

前提条件・必要な権限

環境必要な権限・前提条件権限が必要な場面
Dr.SumAdministrator 権限、またはファイル配置・サービス設定が可能な権限MCP コンポーネントの配置・設定・起動
dejiren AIVA 編集権限(VA 管理者、もしくは VA 編集者ロールに属するアカウント)MCP サーバー接続設定の作成

本手順を実施するにあたり、以下がすべて満たされていることを事前に確認してください。

  • Dr.Sum 5.7 以降がに導入済みで、単体での正常動作が確認済みであること。
  • dejiren が「dejiren AI」プランで契約済みであること(スタンダードプランでは MCP 連携は利用不可)。
  • dejiren のブリッジオプションを契約済みで、Dr.Sum サーバーとの間でブリッジクライアントが設定済みであること。
  • Java Runtime Environment(JRE 17 以上推奨。Temurin / OpenJDK 等)が Dr.Sum サーバーにインストール済みであること。

設定作業の流れ

Dr.Sum サーバー側で MCP コンポーネントの配置・設定・起動確認を行ってから、dejiren AI 側にローカル MCP サーバー接続設定を登録します。

フェーズ作業領域
手順1〜3Dr.Sum サーバー側MCP コンポーネントの配置・設定・起動確認
手順4dejiren 接続設定ローカル MCP サーバー接続設定の登録
手順5dejiren VA 手順書作成MCP 連携ブロックを使った動作確認

設定手順

手順1. Dr.Sum 接続情報の確認

MCP コンポーネントは Dr.Sum に内部接続してデータを取得します。
以下の情報をあらかじめ確認しておいてください。

確認項目設定例備考
ホスト名 / IP アドレスlocalhostDr.Sum と同一マシンの場合
ポート番号6001(例)Dr.Sum の JDBC / ODBC 接続ポート
データベース名SALES_DB(例)デフォルト接続先 DB
Dr.Sum ユーザー名mcp_user(例)MCP 専用の読み取り専用ユーザーを推奨
パスワード(設定済みのもの)平文で設定ファイルに記載

※ MCP 用の Dr.Sum ユーザーは、SELECT のみを許可した読み取り専用アカウントの作成を強く推奨します。
フル権限のユーザーを使用すると、LLM 経由での意図しないデータ操作リスクが高まります。

手順2. dejiren 管理画面でのローカル MCP サーバー登録(接続設定)

1. dejiren AI のバーチャルアシスタント(VA)管理画面にアクセスします。
https://www.dejiren.com/va

2. 画面上部のメニューから [MCP サーバー] をクリックします。

3. [新規作成] をクリックします。

4. 各項目の値を下表のとおり設定します。

設定項目設定値入力区分備考
表示名この接続設定を識別するための任意の名称を入力必須
種類ローカル必須
コマンドDr.Sum サーバーの java.exe のパスを入力必須例:
C:\Program Files\Eclipse Adoptium\jdk-17.0.16.8-hotspot\bin\java.exe
パラメーター必須※1 Dr.Sumサーバーにインストールされている jar のパス
※2 標準のため異なるポート番号の場合もある
※3 上の手順で確認したDr.Sum サーバーに設定されている MCP 接続用ユーザー名
※4 上のパスワード
※5 テーブルへの書き込みを許可する場合には不要

末尾に、不要な空白が含まれないようにご注意ください。

host・port・user・passwordといったパタメータは、“-“を2つ連続して記載します。
環境変数なし[パラメーター]欄で設定しているため、個別指定しない
ブリッジDr.Sum サーバーにインストールした dejiren ブリッジを指定必須

5. 入力情報が適切な場合には、「ツール」欄に MCP サーバーが提供するツール一覧が自動表示されます。

6. VA から利用したいツールにチェックをつけます(不要なツールはチェックを外す)。

7. 全項目を確認し、[保存する] をクリックして設定を保存します。

※ ツールの取得に失敗する場合は、ブリッジ接続の状態、コマンド / パラメーターの記述、Dr.Sum サーバーのファイアウォール設定やポートなどを確認してください。

運用上の注意事項

・MCP 用の Dr.Sum ユーザーには SELECT 権限のみを付与し、INSERT / UPDATE / DELETE 等は不許可とすることを推奨します。
・dejiren の MCP サーバー設定で、公開するツールを必要最小限にとどめてください。
・MCP 用の Dr.Sum ユーザーに付与されているアクセス範囲についてご留意ください。予期しないテーブルへのアクセスを VA 利用者に許可してしまうおそれがあります。
・MCP コンポーネントの具体的な配布形態・設定キー名・起動オプションは製品バージョンにより変更される場合があります。最新情報は必ずウイングアーク1stのサポートサイトまたは担当営業にご確認ください。

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